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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第5章 ❤︎ 三日間ハメまくった記録 黒尾鉄朗


「こんなに遠くまで来たの久しぶりかも。帰りはどうするの?どっか泊ってくの?」
「いや帰るつもりだけどなんで?」
「だって今日はまだエッチしてないよ?」
「好きだねぇ、お前も」
「鉄朗は嫌いなの?」
「嫌いだったら三日間もお前に付き合わないだろ?」
「じゃあさどっかのホテルでも寄って帰る?」
「いや、ここですればいいじゃん」
「ここって車?」
「シート倒してカーセックス」
「えー?誰かに見られないかな」
「今はさすがに丸見えだけどこの時間からここに集まってくる奴らなんてカーセックス目的な奴らばっかだって」
「そうなんだ。よく知ってるね」
「お前は知らないだろうけど大学んときは男友達とそういうスポットとか心霊スポットとか回ったりしてたんだよ」
「物好きだね…」
「若気の至りって事で…」
「ねぇ、シート倒してもいい?」
「いいよ?」
「鉄朗もほら、一緒に…」

言われるままにシートを倒し、ドアの窓から暗くなっていく空を見上げた。少し開けた窓からは波の音が聞こえて静かな時間だけが流れていく。

「…こうやってゆっくり空を見上げるなんていつぶりだろう」
「俺も久々だわ」
「今日ね、空が凄く綺麗でそれだけで嬉しかったの。こんな気持ち久しぶりで一日があっという間だった」
「なら良かった」
「私ね、彼氏と居て幸せだって思いこませてた。いつか向こうの家族にも快く受け入れてもらえるんじゃないかって夢見がちで…。でもね、実際は結構厳しいんだ」
「それでも諦めねぇの?」

俺の問いにいちかは首を横に振った。遠くでザザーっと波の音だけがその場を包む。

「…フラれるのを待つ前に私からさよならしたいってそう思ってる。多分ね、この先もし結婚できたとしても私が望む幸せはないと思うから」
「今回こんな強引になっちゃったけど、きっかけが欲しかったの。狡いけど、彼氏裏切るような事してるけど、でも私だって彼氏からの非常識な言葉に傷ついてきたから。私たちは一緒になるべきじゃないんだよ」
「お前、ちゃんと全部分かってんじゃん」
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