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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第50章 ❤︎ 何年たっても特別な日は変わらない 岩泉一


花「いちかが困ってんじゃん」
松「ということでちゃんと責任とれよ?」
岩「なんの責任だよ」
及「幸せにしてあげてって事」
岩「お前ら酔ってんのか!?」
及「ま、ストイックな岩ちゃんだから仮にいちかちゃんにフラれても一途に好きなままでいそうだけどね」
松「あり得るな」
岩「お前ら好き勝手に言いやがって」
花「まぁまぁ、でもさ、俺たちは二人には幸せになって欲しいだけだから
松「そういうこと」
岩「貶してるんじゃなくてか?」
及「貶すわけないじゃん。全力で羨ましいだけだから」
岩「ばっっかじゃねぇの、お前…」
及「馬鹿だよ!」
岩「はよ彼女つくれ。じゃねぇといちいち面倒くせぇんだよ」
及「岩ちゃんはね、俺の親友なんだから。俺が岩ちゃんよりも幸せになっていく過程を見守る義務があるんだよ」
岩「んなもんいらねぇよ」

収まったかと思った口喧嘩もまた始まってしまった。日常的な光景だから私も慣れたけど、なんであの二人はあんなに元気なんだろう…。

花「また言い合ってるし。もう俺たちは先に食おうぜ」
「そうだね。あの二人待ってると冷めちゃうし。…いただきまーす」
松「いただきます」

三人で手を合わせてから先に食事を始める。“唐揚げ、うまっ”と花巻が嬉しそうに頬張りながら隣で松川もうんうんと頷く。

「ほんとに美味しいね。おばさんに今度作り方教えて貰おう」
花「そんなに仲良いんだ」
「小学生の頃から知ってるからね。今じゃ娘みたいなもんだって言われてる」
花「いいなぁ、そういうの。将来も決まったようなもんじゃん」
「まだ何にも決まってないし…、あ、お味噌汁も美味しい」
花「そしてこの味を受け継いでいく」
「何言ってんのよ」
松「じゃあ俺からも…。岩のことはいちかに頼んだから」
「松川まで…。てゆか、そうやって改めて言われると照れるんだけど」
花「将来の嫁だもんな」
「またそういうこと言う」
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