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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第48章 ❤︎ 処女相手にあまぁいセックスをするイケオジ岩ちゃん


10分後、机にはオーダーした日本酒が並んだ。普段日本酒なんて飲まないから甘口だとか辛口なんて違いも分からない。でも何か気付け薬のようなものを口にしなきゃ正気を保っていられない。15度と書かれた強めのアルコールが喉元を過ぎていく。冷酒の冷たさの後、カァっと熱が広がっていく感覚にやっと緊張が解れていく気がした。

「まだ飲んでんのかよ」

突然後ろから聞こえてきた声に驚いて手に持ったグラスを落としそうになった。振り返ると同じバスローブに身を包んだ先輩が立っていた。

「んな驚くなよ。少しくらい飲んでても怒ったりしねぇから」
「ごめんなさい。たまたま見たメニューに飲み比べセットっていうのがあってそういや日本酒ってあんまり飲んだことないなって思って」
「飲んだことねぇのに大丈夫なのかよ」
「今のところは…。岩泉さんも飲みますか?」
「ああ。もらう」
「どれでも好きなのどうぞ」
「懐かしいな。昔はよく飲んでたんだよ。日本酒」
「今は飲まないんですか?」
「ああ…。日本酒に限ってじゃねぇけど家でもほとんど飲まねぇな」
「なんでですか?結構お酒好きですよね」
「酒に逃げたくねぇから…」
「え…?」
「いや、なんでもない。それより緊張も解れてきたか?」
「……多少は」
「風呂から出た時のお前の顔、引きつってたぞ」
「知ってます。まだ何にもしてないのにドキドキしちゃって。自分から誘ったのに情けないです」
「普通そうだろ。お前らしくないくらいに大胆なこと言ってたから」
「今はアルコールの力も少しだけ借りて落ち着いてきました
「普通は逆なんだけどな…。でもお前の立場なら気持ちは分からなくもねぇよ」
「ほんとは飲まないで待ってようと思ってたんです。今日の事、ちゃんと覚えていたくて。でもよく考えたら今日の事はなかったことにしなきゃいけないでしょ?だから」
「俺とお前がここにいるのは紛れもない事実だし、これからすることだって世間じゃ許されねぇからな。お前もそれなりの覚悟があんなら俺も同じだ。中途半端な気持ちで抱くわけじゃねぇよ」

このまま先輩の顔を見てたら泣いちゃいそうだったからわざと視線を逸らして飲みかけのグラスを机に置いた。
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