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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第45章 ❤︎ もしも岩ちゃんがスイミングインストラクターだったら…


部屋に着き明るいところで改めて二人きりになると恥ずかしさが込み上げてくる。自分で誘ったのに今さらなんで?って思うくらいにドキドキしてる。

「一さんが部屋にいるからなんか変な気分です」
「お前が呼んだくせによ」
「そうですけど。でも信じられなくて…」
「俺だって同じだよ。もっと先のことだろうと思ってたし」
「でも一さん落ち着いてじゃないですか…」
「そんなことねぇよ。そう見えるだけで俺だってそれなりに緊張してる」
「じゃあ…、今日のおさらいしますけど、一さんが私のこと好きって言ってくれて、それで付き合うって流れでいいんですよね?」
「俺はそうだと思ってるけど?」
「………はぁ」
「なんでため息?」
「…いや、困りました」
「なんでだよ?」
「だって私半年後には地元に戻るんですよ?まさかこんな時期に彼氏ができるなんて思ってもなかったから…。地元で就職決めちゃったこと今になってめちゃめちゃ後悔してるんです」
「なんだよ。そんなのことかよ。別にいいじゃねぇか、なんとかなんだろ」
「全然よくないですよ。いっそのこと内定蹴ってこっちでもう一回就職探そうかな…」
「せっかく内定もらってるのに何言ってだよ。自分のしたい仕事だろ?」
「そうですけど、でも一さんと離れたくない」
「遠距離でも会いに行くし、寂しい思いはさせると思うけどできる限りのことするから」
「でも仕事と恋愛、ちゃんとやってけるか自信ないですし。遠距離だったしたことないし」
「そんなのやってみないと分かんねぇだろ?」
「じゃあ私がちゃんと大人になるまで待っててくれますか?今も年齢的には大人だけど、考え方とか全然子供だし一さんはとは年も離れてるし」
「待っててやる。俺だってお前が思うようなちゃんとした大人じゃないかもしれないから。そこは頑張んねぇとだめだよな…。ちゃんと頼ってもらえるようにとかな?」

一さんの優しさに思わず言葉が詰まる。俯いた私の頬に一さんの手が触れるだけで息ができないくらいに苦しくなる。

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