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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第43章 ❤︎ 俺はまだ本気出してないだけ 岩泉一


先輩の問いに言葉が詰まる。確かに優しすぎて強引なことはしないしいつも私優先。でもそれは裏を返せば先輩もちゃんと満足できてるのかなって不安でもあった。それをどう言葉で表現すればいいのかあの時は上手くできなくて…。

「なんも言わねぇってことはそういうことなんだな」
「違…っ」
「強引な方がいいっつったの誰だよ?」
「ほんとに…、そんなつもりで言ってないの。…あのね?」
「話は後だ。今親もいねぇし今から試そうぜ?いちかは優しくされんのと強引にされんのどっちがいいか?」

軽々と抱き抱えるとすぐ横にベッドがあるのに何故か机の上に座らされて“待って”と紡ぐ唇を喰むように口付けられた。呼吸も唇も舌さえも吸い込まれるようなキスはジュルジュルと音を立てて舐め回し、それだけであれこれと思いを馳せていた思考が鈍化していく。

「…普段の俺は優し過ぎんだろ?だから今日は強引に抱く番だよな?」

机の下にクッションを置いてその上に仰向けになって寝かされ先輩はネクタイで両腕を括り付け拘束する。制服のスカートをたくし上げ下着を剥ぎ取られたかと思うと両脚を開かされて内腿から舌を這わせながら先輩は迷うことなくその中心に顔を埋めた。

「やだ…っ、ねぇ、先輩、それやだ」

今までずっと嫌だって拒否して先輩だって無理強いはしなかったのに、こんな呆気なく触れられてしまうなんて…。全身で争ってみるけど両手は縛られたままで身動きひとつとれない。

「無駄だぞ?やだっつっても止める気ねぇし。俺がしたいからしてるだけ」

膣口に触れた唇は“諦めろ”とそう呟く。いつもみたいに順を追って熱が広がってくような愛撫じゃなくて羞恥心が快楽を加速させるのか息も止まっちゃいそうなくらいの快楽にいきなりマックス値まで跳ね上がった。

下腹部に顔を押し付けて触れる鼻先も丹念に舐め上げる舌先ももう嫌とも言えない自由な唇からは悲鳴にも近い吐息が上がって普段ならお家の人がいるからって我慢してきたのに今日はもう自分でも抑えられなくなってる。
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