第42章 ❤︎ ラブコール 岩泉一
「ダメ?」
「ダメな訳ねぇだろ。俺にここまでさせといて引き下がれるかって」
「…じゃあいいの?
「俺だってヤリてぇわ」
「我慢しないで…。ここは女子の浴室だし絶対に誰も来ないから」
「けどあんま声は出すなよ」
「うん、頑張る。………でも先に舐めていい?」
いちかの甘えるような声にゾクッとする。膝をついて見上げながら股間に頬を寄せて笑う。
「なんでんな嬉しそうな顔してんだよ」
「だってちょっとおっきくなってるもん」
「お前が下着姿で煽ってくるからだろ?」
「じゃあこの下着選んで正解だったね」
ハーフパンツを下ろして半勃ちになった先を人差し指でなぞる。それだけでも声が出そうになるのに、咥えられたら最後まで持つのかって不安さえ過ぎる。
可愛い顔してんのに白い下着が逆に厭らしくてしばらくはこの光景が焼き付いてしまいそうだ。
「……ん、…、ぅ、ん」
人の気配を感じない密室。涎を絡めながら喉奥まで咥えられるとじゅるじゅると卑猥な音が響く。慣れた手つきで扱き、前後に揺らされるだけで声も出せないくらいの快感が走る。
「辛そうな顔してる…」
「一週間以上、我慢してんだからな…、こっちは」
「それは私も、…ん、同じ…」
ちゅ、っと先っぽにキスをするように動きを止めて俺を見上げて意地悪く微笑む。視線を合わせたままピンク色の舌が割れ目をなぞるように這わされる。
「すっごく厭らしい…」
「お前が、だろ…。くそっ」
主導権を完全に握られて焦らすようなフェラがじりじりと追い詰めていく。