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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第5章 ❤︎ 三日間ハメまくった記録 黒尾鉄朗


短い通話を終えるといちかは寂しげにため息をついた。

「話聞いてたけど随分いい男と付き合ってんだな」
「まぁ…ね、少しマザコンかなって思うところはあるけどでもね、優しいところもあるんだよ?…今日は少し機嫌が悪かったのかな」
「大好きな家族と旅行中じゃねぇの?だったら機嫌だっていいだろ、普通」
「そうだと思うんだけど。でも私、彼氏のお母さんからはよく思われてないから。私の話題でも出たのかな」
「聞いてたけどそんな感じだな。お前、十分可愛いのにな」
「もうやめてよそういう冗談。今、言われるとつらくなるじゃん」
「いちか、…無理しなくていいから」
「してない」
「素直になれって、…な?」
「優し過ぎだから…。でもごめん、今は彼氏の事も彼氏のお母さんのことも考えたくないや…」
「じゃあ丁度いいじゃん。そんなら俺の事でも考えててよ」

この状況下で彼氏の所為で空いた隙間を埋めるくらい簡単な事。本来ならこんなやり方は好きじゃないけど、この先彼氏と一緒にいてもいちかが幸せになる事はないってことを確信した。だからもう本気でいちかを奪っちまおうって腹が据わる。

「賢いいちかなら分かると思うけどお前の彼氏よりもずっと俺の方がイイ男だから…」

いちかを振り向かせ迷いのない思いに合わせるように何度も唇を舐め舌を絡め濃厚な口づけを交わしていく。はじめは戸惑いがちだったいちかの唇もキスを馴染ませていくうちに俺に応えるように舌を絡ませる。こういう素直なところが可愛いって事に気付けない男はいちかの恋人にはそもそも相応しくねぇから、奪われて当然だ。
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