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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第37章 ❤︎ 飽くなき探究心と勇気を持って澤村大地は購入ボタンを押す


抱きたいという欲が膨らんで鼓動はいつもよりも早く感じる。ベッドの上でうつぶせで寝ころびながらバスタオルからはお尻のラインが丸く誘うように視界に入る。

「お待たせ」
「あ、おかえり」

既に恥ずかしいくらいに勃起しているのをバレないようにベッドへと忍び込む。いちかは気付いてないようだけどベッド脇にはタオルで隠したさっき買ったローター。

「…?
「んー?何?」
「観てていいから抱き締めてていい?」
「いいよ?なんでそんなこと聞くの?」
「いや、なんとなく」

後ろから抱き締めながら甘い香りと柔らかな肌の感触に引き寄せられるように項に唇を寄せる。舌先を這わせるとぴくんと素直に反応する。

「ねーえ、止めて。今、いいとこなの。くすぐったいから止めて?」
「だから観てていいって言っただろ?」
「でも集中できないじゃん」
「…じゃあさ、一旦映画止めてこれから二回目ってダメ?」
「えー?」

俺には関心すら向けず視線はテレビに向いたままだったけどそれでもいい。俺だってたまには好きなように抱きたい。

「なぁ、これ、さっき買ったんだけど使ってもいい?」

簡素なビニール袋に包まれたローターを袋から出してスイッチを入れればすぐに低音を響かせる。

「え、何?」
「たまにはこういうのも使ってみようと思って」
「え、嫌、無理だから。そんなのしたことないし」
「無理じゃない」
「でも…ッ」
「いちか、俺とのセックスに満足してる?」
「してるよ」
「俺はそうは思えない。できれば俺だけじゃなくてちゃんと気持ちよくなって欲しい」

「…大地?」

後ろから抱き締めたまま身動きがとれないようにきつく抱く。いつもなら“嫌”って否定的な言葉が出るだけでひるんでしまうのにあの350円のドリンクのおかげだろうか。強気な自分がいる。

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