第35章 ❤︎ HOW TO SEX 木兎光太郎・赤葦京治
「この体勢でするんですか」
「いちかちゃんに見下ろされるなんか気に入ったから。…んじゃ人差し指から挿れるよ」
「……はい」
目を閉じていちかの肩がピクンと揺れて表情が歪んだ。
「痛い…?」
「っ、痛くはないけど」
「そう?でもきつそうな顔してる」
「大丈夫…」
「でもやっぱ力入っちゃってるなぁ。もっと力緩めて」
「この体勢だからじゃないですか?」
「えー?でも感じてるいちかちゃんの表情下から見てたいもん。ちょっと服脱がせておっぱいも見せて」
「え?」
「いい?どうせ全部脱ぐんだし」
ワンピースになっている前のボタンを外すと胸が露わになる。木兎さんはまた目を輝かせて歓声をあげた。
「おお!めっちゃいい眺め。薄ピンクの乳首とかまさに処女って感じだな」
「それは偏見ですよ」
「でも最高じゃん…。この光景焼きつけとこ」
「あんまり見ないで」
「そんなの無理に決まってんだろ?後でそのおっぱい堪能させて?……って今、言ったら下がきゅって反応したんだけどっ。マジで可愛いなぁもうっ」
何故かその言葉に俺は苛立ちを感じてしまった。今の状況、木兎さんがリードしながら好き勝手しているようにしか思えなかったから。
「木兎さんにばっかり集中してると痛み感じるから俺と別のことしようか」
「何?」
「このまま俺の舐めてみて?フェラくらいは分かるだろ?」
「フェラ?」
「木葉とする時だってそこは避けて通れないから」
「ちょ待って、赤葦狡くない?」
「俺は咥えられる方が好きなんで」
木兎さんのおかげでフェラさせやすい姿勢だったのは好都合だった。恥ずかし気もなくバスローブの隙間から自分のものを差し出した。