第35章 ❤︎ HOW TO SEX 木兎光太郎・赤葦京治
「ひゃあ…っ」
「こら、腰浮かせちゃだめだろ?舐められないじゃん」
「だって、…びっくりしちゃって」
「大丈夫。これも普通の感覚。そのうち気持ちよくなっていくから…。今は木兎さんの言う通りにしてみて?」
「……ん」
「力入んなくなったら顔に押し付けてくれていいから。むしろそれくらいが俺は興奮する」
「性癖ひん曲がってますね」
「じゃあもう一回、腰下ろしてみて」
親指と人差し指で割れ目を開き、膣口に舌で触れた。奥からは濃厚な愛液が触れた。中からとろとろと溢れ出してきて堪らずジュルっと音を立てて吸い上げた。
「……んぅ…っ」
「めっちゃ濡れてきてんじゃん。もしかして風呂でもう感じてた?」
「そんなことないです…っ」
「嘘はダメだな…。俺、ちゃんと分かるもん」
クリトリスだって存在を主張するように膨らんでる。ここに触れたらもっと感じてくれるのかって初めての経験で晒す反応に興奮が止まらない。どうせなら理性吹っ飛ばして乱れてくれたら本望だ。
「今、舌先で突いてんの。ここがクリトリスな?」
舌先で転がした後、ちゅっと吸い上げる。こんな展開にならなければ聞くことなかったいちかちゃんの甘い吐息。何もかもが新鮮だった。
「ん、やぁぁ…っ!」
「いい反応だね。」
「そうそう。初めてでもちゃんと感じてて偉いぞー。気持ちよかったらどんどん声だして?」
反応の良さと発情し始めた女の香りに控えめな愛撫からねっちっこい愛撫へと切り替えた。膣口がきゅっと締まり愛液が溢れて鼻先から下を汚す。微かに腰が動いているのが嬉しくて愛撫に徹した。