第35章 ❤︎ HOW TO SEX 木兎光太郎・赤葦京治
「本当に嫌だったら断ればいいけどこの一回しかチャンスがないなら色んな事経験しとくのはありだとは思う」
「そういうものなの?」
「そりゃそうだろ。AV見たからセックスが上手くなるわけじゃねぇしこんなもん場数踏まなきゃ経験値も上がんねぇよ」
俺、今すげぇいいこと言ったかもしれない。これは赤葦も文句ないよな。
「ってことで俺の顔の上に跨って?」
「でも…っ、やっぱりこんなの、無理です」
「いいの?木葉のために来たんじゃないの?」
「そうだけどすごく恥ずかしいもん」
「それは当たり前の反応だから。誰だって初めては恥ずかしい」
「京治も?」
「俺も木兎さんもそうは見せてないけど同じだから」
「大丈夫。俺が全部受け止めるから。#NAME1ちゃんは素直に感じてくれてたらいい」
またいい事言った。セックスを前にして俺は今冴え渡っているのかもしれない。
「てことでさぁどうぞ!」
ベッドの真ん中で寝転がった俺を見つめていちかちゃんも意を決したのか恐る恐る近づいてくる。
「…少しだけですよ?」
「それで上等」
片足を持ち上げてスカートのフリルが頬に触れる。視界は暗闇に覆われたけど目を凝らすと誰にも触れられたことのない真新しいそこは俺の真上にあった。しっかりと閉じられてそこをこれから俺が犯すと思うと下半身も反応してまた硬さを増した。
「じゃあそのままゆっくり腰下ろしてみて?」
「……はい」
素直に従ってゆっくりと腰が下されて薄いヘアが鼻先に触れてボディソープの香りが鼻を覆う。何とも言えない甘い感じ。舌先で割れ目をなぞるように下から上へと舐めるといちかちゃんの体が跳ねる。