第5章 ❤︎ 三日間ハメまくった記録　黒尾鉄朗

「はぁ、ぁぁぁ……ぁっ」
「ちゃんと息しろ」

まだちゃんと解れてない狭いその中に入っていく感覚は全神経を集中させていないとすぐにでも爆発してしまいそうだった。ツン、と一番奥で腰を突き上げるといちかは体を仰け反らせきゅうきゅうと締め付けてくる。

「いちか…。もうちょっと力抜ける…？」
「や、無理ぃ…」
「無理っつってもさ…」
「このままイカせて？ね、鉄朗…」

顔の半分をクッションに埋めた横顔。いちかの涙目の目が訴える。

「んじゃあ、お望み通り中で出すからな」
「うんっ、来てっ。…一緒にイキたいのっ」

いちかの一際大きな声が響く。中が収縮して華奢な体が前後に揺さぶられるのを見ながら一番奥で射精した。背筋を仰け反らせ名残を惜しむように最後の一滴までいちかの中へ注ぎ込んだ。真っ赤に充血したそこから溢れる白濁液は二人が繋がった証拠のように太ももを流れて床を汚した。


「痛くねぇ？」
「きもちーの。…ねぇ、いいから。早く…っ」
「俺はもっと味わってたいんだけど、そんな懇願するならもう知らねぇからな？」

がっしりと腰を持って引き抜いてはまた腰を打ち付ける。打ち付ける度に、繋がった部分からは肌がぶつかりいやらしく水音が響く。いちかの太ももの間からそっと指を忍ばせて濡れそぼった膨らみをを捉えると、軽く触れただけでいちかの体がピクンと反応する。

「ここも、欲しいよな？」
「あ、あっ…お願い、意地悪しないで…っ」
「意地悪じゃねぇよ？イカせてやってんだから」
「ん…ぅぅ…っ、」

理性のない頼りない喘ぎ声と不規則に締まるそこはもう絶頂が近いことを知らせる。よっぽど溜まってたのかただ単に感度がいいのかそれは分からないけど、ひとつ言えるのは体の相性は抜群にいいって事だけ。打ち付けるたびに高まる射精感と他人の女を犯しているような錯覚を覚えて感じる背徳感、それさえも快感に変わっていく。