第5章 ❤︎ 三日間ハメまくった記録 黒尾鉄朗
それからバラエティからニュースにかわってから暫く経った時、突然俺の方へ振り返って肩に絡まる様に抱きついた。
「んー、どした?」
「鉄朗君」
「はーい、なんでしょ?」
「ね…。しよ?」
具体的な事を聞かなくても理解できるくらいの色のついた二文字。
「どこまで?」
「最後までが希望なんだけど」
とろんとしたいちかの瞳に“彼氏は?”なんて質問はもはや愚問だ。
「いいの?今、ちゃんとダメって拒否らねぇと俺ほんとに最後までするぞ?」
「しようよ。……ねぇ、」
“セックスしたいの…”とふっと息を吹きかけて耳元で囁く。これがなにかの罠だったとしてもまんまと引っ掛かってやりたいって即断してしまうくらい身体は素直に反応した。穏やかだったはずの情緒が急に波を立て始める。
「じゃあ俺の上乗って?」
「うん」
Tシャツをたくし上げて窮屈そうなブラのホックを外した。さっきは戸惑いすらあった行為にも膨らみの中心のピンク色の突起を遠慮なく口に含む。
「…んっ」
突起を口に含んだまま胸の形をなぞる様に揉んでいく。指が食い込んでは弾くのを何度も繰り返しながら愛撫を続ける。
「柔らか…。マシュマロみてぇ」
「でも、こうやって揉まれないとただの飾り、だよ?」
「勿体ねぇ…」
「でしょ?これに反応してくれない男なんだよ」
「んじゃ俺が遠慮なく食ってやる」
「全部?」
「全部。それも残さずにな?」
「何それ、嬉しいんだけど」
“へへっ”とはにかんだ表情が特別に見えた。もちろんこの状況がそうさせてるってのもあるんだろうけど“可愛い…”と思わず漏れてしまうくらい。