第31章 ❤︎ infection... 月島蛍・黒尾鉄朗
「俺の舐めながらディルド自分で動かしてみ?尻だけでイケるようになったら合格だから…」
口元に性器を当てると素直に咥えて舌を這わせていく。自分でディルドを馴染ませるようにゆっくりと動かす手はぎこちない。
「…ん、はっ…あ、……ぁぁ」
手を動かす度にローションが中と混ざり合ってグチグチと控えめに音を奏でていく。
「いいねぇ、その感じ…。舐める方も集中しろよ?」
「…ぅ、……んぁ、…口にうまく入んない…」
「こら、誰が歯当てていいつった?」
「ごめんな、さい……」
「ちゃんと上手くやんねぇと終わんないからなー」
ワザとじゃないことくらいはちゃんと分かってる。でもこんな素直になんでも受けてくれたらそれ以上にやらしくなって欲しいじゃん?一年前の記憶と感覚を思い出させるかのように喉元まで一気に推し進めては何度も腰を揺らした。
「あーすんげぇいい眺め…。スマホで撮っとくから後で蛍ちゃんと仲良く見てね」
AVとかそんなんじゃ比にならないくらいに画面越しに見える姿は堪らなくエロい。動画を撮影しては蛍ちゃんのスマホに転送して既読になったところでスマホの電源を落とした。
「男みたいに前立腺があるわけじゃないしまだ慣れねぇとイケねぇよな」
「……っごめんなさい。こんなの初めてで」
「全然いいよ?そのディルドでだいぶ解れたと思うからアナルビーズにかえとこっか?俺的にはこっちの方が興奮するから」
仰向けに寝かせてから足をぐっと開かせると赤く充血したソコは愛液とローションが混ざり合っている。
「濡れてるって表現じゃ足りねぇな…。どこ触ってもヌルヌル…」
人差し指ですっとなぞってみると“ひぅ…っ”と声が漏れる。外したディルドをサイドテーブルに置いて新たにアナルビーズを取り出す。
「このアナルビーズな?一個一個のビーズが全部紐で繋がってんの。挿れる時も出す時も気持ちいいから…」
さっきまできゅっと閉まっていたところも柔らかくなって3㎝ほどの球体は容易に飲み込む。ゆっくりとひとつ、ふたつと数を増やしていく。