第31章 ❤︎ infection... 月島蛍・黒尾鉄朗
「これなぁんだ」
「え…」
「これさ、アナル用のビーズなの。小さいサイズだからいちかちゃんでもいけるかなと思って…。ちゃんと開発して蛍ちゃんに喜んで貰おうな?」
床に広がった体液を軽く拭き取って、秘薬入りのローションジェルを取り出す。
「ちょっと冷たいけど我慢な?」
「ぁ、………ひ、ぁ」
もっと抵抗あるかと思ってたのに案外すんなりと指を受け入れていく。
「なんだよ、結構すんなり入るんじゃねぇか。もしかして蛍ちゃんとはアナルでもやってんの?」
「……っ」
あー…、やってんだ。一年前のアレ以来二人を刺激しちゃったってやつ?
「それじゃあこんなんじゃ物足りねぇよな。アナル用のディルド使うか?」
「なんで、そんなの…」
「んー、それは内緒」
きゅっと閉まったそこにジェルを絡めて指で念入りに塗りたくっていく。
「ひゃ……っ、…ぁぁ…」
「気持ちいいんだろ?蛍ちゃんにもこうやってしてもらってんの?」
「ん…っ、ぁ……はぃ」
「へぇ……、それで尻でも感じるようになったんだ」
体をびくびく震わせながら小さく喘ぐ。我慢するように口を手で押さえて快感を耐えるような仕草は俺を刺激するだけ。
「もっと喘いで良いのに。蛍ちゃんに聞かせてやれば?」
「いや…」
「まぁいいや。こんだけ解れてきたらいいだろ。ちょっと苦しいかもしれねぇけど我慢な?」
準備していた真っ黒いディルドを小さな菊穴にゆっくりとねじ込んでいく。“うう…”っとくぐもった声と苦しそうな表情を見せるけど、最初の抵抗さえ抜ければあっという間に奥まで咥え込む。“はぁはぁ”と短く息を吐きながら俺を見る目は完全に雌の色をしていた。