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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第31章 ❤︎ infection... 月島蛍・黒尾鉄朗


腰を打ち付けるといちかの悲鳴のような声が小さくあがった。肩で息をしながら必死で受け入れようとする表情は歪んでいく。

「……ねぇ、他の男と繋がりながら彼氏を見られるのってどんな気分なの?」
「…ごめ…ん、なさい」
「僕のより黒尾さんの方がいいって言うのは許さないから。僕以外でイクのも許さない」
「あーらら、それは無理だろ?俺は女の子をちゃんとイカせたい派だし」

充血した紅い唇が妖美で、泣きはらした目はとろんと蕩けている。聞き取れないくらいの声で僕の名前を呼んでは謝罪の言葉を並べ、肌のぶつかる音が激しく響き始めると小さな体はその前後に揺さぶられていった。

さっきは可哀想とか言ってた癖に、黒尾さんの容赦ない行為の方が余程質が悪い。

「…っ、……ああ、……すげーいいじゃん。なぁいちかちゃん、俺に乗り換えてみる?」
「…ぃや、…です」
「口説くのは禁止ですよ。僕の彼女なので」
「でも堪んねぇーわ。いちかちゃんの中…。…なぁ、このままだとツッキーと俺の精液混ざっちゃうよ?どうする?」
「ああ…っ、や、……奥は嫌」
「奥がいいの間違いじゃねぇの?お前さっきから軽くイってんだろ?」
「ちがっ…んんっ」
「ほら、今もしっかり締め付けてんじゃねぇか。そんなんじゃ蛍ちゃん許してくれねぇよ?」
「ごめんなさい。……でも、……許して」

ぽろぽろと涙をこぼしながら、くしゃくしゃになった顔で僕を見上げる。“許して”と懇願する言葉は強烈に焼き付いて快感すら感じていた。

「……なぁ出していい?このまま」
「…いや、駄目」
「いいですよ、僕は。黒尾さんの好きなようにしてください」
「蛍、君…!?」

「許してあげるから。………いちかの全部、許すよ」

いちかの、その時の見開いた目がまた僕の虜にさせる。

大きく体が仰け反り声もあげずに達した後、小刻みに震える体を黒尾さんが支えながら中に欲をぶちまけていた。






何も残らないただ欲を吐き出すだけの行為。

白い肌に残る擦り傷と紅い点は浸出液がキラキラと光って綺麗に見える。

痛む傷口に愛おしく触れながら、歪んだ愛情に口付けた。



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