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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第31章 ❤︎ infection... 月島蛍・黒尾鉄朗


「ねぇ、ここじゃないと駄目なの?ほら、もっと別の場所…とか?」
「ここでできないならいいよ。…僕も部屋に戻るから」
「蛍君!?」
「じゃあ…」
「や、ちょっと待って」
「何?」
「………ほんとに誰も来ないかな…。大丈夫かな」
「言いたい事はそれだけ?」
「あの、……ほんとに、ちょっとだけだよ…?」

戸惑いに揺れる瞳は、僕の中のなにかをそっと動かしていくように感じていた。

いちかは周りを何度か確認した後、俯いたままボタンに手をかけて上から順にゆっくりとシャツのボタンを外していく。さっきまでの何気ない恋人同士の雰囲気はもうすでに失われて、露わになるピンク色の下着と、暗がりの中で青白く見える素肌が月明かりに照らされて妖美に映っている。

「外して?」
「……ブラも?」

「そう…。それ、前から外れるやつでしょ?」

泣きそうな目、怯えるような表情をしていてもいちかは僕の名前を口にする。濁りきったドロドロとした体液のような愛情が重く胸の奥へ沈んでいくみたいだ。小さなピンク色の突起が見え隠れるシャツの間に唇を寄せて、汗ばんだ肌へキスを贈る。

「来て…、こっち」

壁に体を押し付けてその華奢な体を抱き締めながら、突起を口に含んだ。

「僕は自分が思っている以上に嫉妬深いのかもしれない」
「……っ、……どうして」
「……好きだからだよ」
「蛍…くん?」
「だから許せない」

甘い体温に触れて、消えそうな震える声が僅かに残っていた僕の理性を奪っていった。
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