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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第30章 ❤︎ 恋に落ちる条件 松川一静


じっくりと溶かすように時間をかけて唇からの愛撫を続ける。何か言いたそうな視線に体を起こせばシャツから覗く膨らみの上のピンク色の突起、乱れた髪、俺を見つめるうるっとした瞳が視界に入る。

「気持ち良くなってきた?」
「……そりゃあ、もう…」
「なら、下もそろそろ触ってもいい?」
「いちいち聞かないで…」
「だって何か言いたそうだったし」
「それなら察してくれたらいいのに」
「直接聞きたかった…。“触って?”って」
「そういうの言わせるタイプなんだ」
「出来れば…」
「じゃ、………触って…?……一静」
「……ん、了解」

気持ちに余裕なんてないのにふっと笑みが溢れる。迷いのない右手が太ももをなぞり中心へと指を進める。

「…濡れてる」

水音に合わせて温かい粘膜に包まれ、割れ目を掬い取るように弄るといちかの体が小さく跳ねる。

「濡れてる…」
「分かってるから…」

小さな膨らみを人差し指で円を描くように動かしながらまだ聞き慣れない甘い声を堪能する。徐々に熱を持ち始める体といちかからのキスははやる気持ちを加速していく。だけどもっといちかを味わいながら堪能していたいって真逆の思考に戸惑いすらある。

「……いちかって感じやすい?」
「…分かんない。でも一静の触り方が気持ちいい。…こんな風に時間をかけてした事ないからかな」

そう呟くとしがみ付くように抱きついてぎゅっと抱き締める。

「どうした?」
「なんか安心するから…」
「そう?」
「一静ってさ、もしかしてめちゃくちゃ私の事好き?」
「……めちゃくちゃ好きだけど?」
「……嬉しい」
「今更な質問だな…。俺はずっとに夢中だけど?」

それも現在進行形で…。だからこそもっと色んな表情だって見たいし出来るなら独占していたい。

「全部、俺のものになって?」

抱いたからっていちかが俺のものになるわけじゃないけど、それでも高まる感情は抑えられなくてらしくない台詞ばかりが浮かんでくる。

「あの日から私は一静しか見えなくなったよ。大好きなんだよ…」

そんな俺を見越してかいちかの方がずっと冷静でまるで俺を包み込むような眼差しで柔かく笑う。どうしようもなく項垂れるように吸い込まれるように額をくっつけて、初めてのキスのように唇を重ねた。

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