第5章 ❤︎ 三日間ハメまくった記録 黒尾鉄朗
次に目が覚めるまでは変な夢を見ていた。体の芯から火照らされていくような、まるでセックスをする前のような高揚感と体は既に気持ちいいMAX状態で生暖かいものに包まれてるような…、ただその感触がやけにリアルでまだ夢見てんのかって錯覚してしまうくらい。
って思った数秒後にはこれは現実なんだと気付いて恐る恐る視線を下に向けるといちかが俺の股間に顔を埋めていた。
…え?これ、いっそ夢の方がよくね…?
「… いちか?」
俺の声に視線だけ向けて“何?”と言った表情。いちかの口には恥ずかしいくらいに勃起したもの。ピンク色の唇が唾液でいやらしいくらいに濡れている。
「…、おはよ。…っ、鉄朗」
「…お、…はようございます。… いちか、お前、何してんの?」
「フェラ」
「それは知ってんだけど、なんでお前が俺の咥えちゃってるのって事?」
「朝勃ちしてたから…」
「そこは仕方ねぇだろ?黙って見過ごして」
「だから黙って処理してあげるの」
「え、ほんと!?ありがとーってならないから…」
「いいよ。別に…」
「いやでも待って、いちかちゃん、これって浮気じゃねぇの?」
「だって鉄朗の大きんだもん」
「いや全然理由になってないからね、それ」
「イカせてあげるから。後で私もイカせて?」
「話聞いてたかぁ?」
「挿入はなし。お互い、オナニーの延長って事で前向きに捉えるって事でどう?」
「どうって、お前…」
「気持ちいいだけじゃん、互いにさぁ」
どう?って聞かれてももう始まっちゃってんですけどね。ちんこ人質にとっておいてこれはねぇわ。ここんとこ忙しくて抜いてなかったし満タンな状態じゃ理性なんてすぐぶっ飛びそうなんですけど…。