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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第5章 ❤︎ 三日間ハメまくった記録 黒尾鉄朗


「さ、片付けするぞ」

気持ちを切り替えてソファーから立ち上がろうとすると俺の服の裾を引っ張る。

「こーら、服伸びるんですけど」
「やだぁー」
「我儘な子はそこで寝てて下さぁーい」
「鉄朗、なんでそんなにお酒強いの?」
「強くねぇよ。今も結構フラフラよ、俺」
「でもそんな風に見えない」
「見せないようにしてるだけ」
「なんで?」
「なんでってそりゃ…」

酔った勢いで変な気起こさないように…ってのは十分にある。

「片付けくらいちゃんとして帰らねぇとって思っただけだ」
「私も手伝う」
「いいよ、寝てろよ」
「でも一回起こして?」
「へいへい」

両手を伸ばしてまるで抱っこをせがむような甘えた表情に素直に俺も折れてしまった。そういう意味じゃないとしてもこんな風に女の子に求められんのなんていつぶりだ?

なんて呑気に考えてたら予想外の力で引き寄せられて豪快にソファーへ雪崩れ込む。急な衝撃に回るアルコール。いちかを潰してないかって上半身を起こそうとすると“だめ”とぎゅっとしがみつく。

「なぁーにがダメなの、いちかちゃん?」
「このままでいて」
「いや、嬉しいんだけどさ、でも相手間違ってるよ」
「嬉しいならいいじゃん」
「よくねぇから。…ちょっと一回離してもらっていい?」
「今日は帰らないって言ったら離してあげる」
「なんで?どうした?」
「寂しいから」
「お前彼氏いるじゃん。それは彼氏に言えよ?」
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