第27章 ❤︎ キタサンブラック 北信介
「ごめん、俺の歯で唇切れてしもたな…」
頬に両手が添えられて親指が下唇を拭う。一瞬感じた痛みの後、傷口を舐めるように舌が這い、唇を重ねた。さっきとは違う嘘みたいに優しいキスに脳が錯覚を起こしてしまいそうだ。
「なんでまだそんなに物欲しそうな顔してんの?」
「…してない」
「嘘はあかんで?…なぁ、いちかのその薄ピンクの唇見てたら舐めてもらいたくなったんやけど」
「……ここで?」
「ここしかないやろ?」
「でも、誰か来たら」
「それはいちか次第やろな。あんまり大きな声出してたら気付かれるかもしれんし…」
「家に帰ってしようよ?ね?もうすぐだもん」
「いちかの方が待てへんのちゃう?」
露わになったままの胸の突起をきつくつねられて体はピクンと跳ねた。
「ええ反応…。ほな舐めてもろてる間はこれにでも相手してもらっとく?さっきもろてん」
そう言って取り出したのはプラスチック容器に入ったラムネ菓子のボトル。
「サイズ的にちょっと物足りんかもしれんけどないよりはええやろ?」
「そんなの嫌。無理だよ」
「無理?俺のより小さいで?」
「そういう意味じゃ…っ、あ、やだ…っ、ダメ」
両腕は信介の左手に拘束されていて抵抗してみたところで敵うわけもなかった。異物は膣口に触れてそのまま押し広げるように入ってくる。さっき軽くイッてしまったせいで抵抗感もなく咥え込んでしまった。
「う…、ぁ………っ」
「な?こんな簡単に飲み込むんやから…。いちかはやらしいな」
下半身は異物によってまた湿度を増して信介の甘い声は思考を麻痺させる。
「ほなその可愛い口で舐めてみて?ラムネは落としたらあかんで?」
もう信介の言う通りに従うしかなかった。跪くようにしゃがみズボンのジッパーを下ろすと勢いよく反り立った信介のものが飛び出し先端に口づけた。