第25章 ❤︎ 黒尾先生との逢瀬
触れただけでぐちゅりと音を立てた指は蜜を絡ませながら奥へと分け入っていく。奥の肉襞を指先でコリコリと擦ると更に絡みつき大きく反応した。小さな背中から感じる荒い息使いと抱える腕に感じた脱力した体の感じ。
「今ので軽くイッただろ?」
「……ごめんなさい」
「謝んなくていいから。一回イッたくらいで謝ってたら今日1日ずっとごめんなさいしなきゃいけなくなんぞ?」
「そんなにできないよ…」
「大丈夫。一緒に気持ちよくなろうな?」
「……はい」
「そうそう。素直で従順な柳瀬さんが先生は好きだから」
いちかを立てらせて浴槽の淵に手をつかせ後背位の姿勢にしてそばに置いていたゴムを手に取った。自分のものを見ると先端から溢れた液で濡れている。
「なぁ俺のこと“鉄朗”って呼んでみて?」
「………鉄朗…?」
「うん、すげーいい」
「そうなの?」
「先生って言われんのも好きだけどいちかの口から名前で呼ばれんのってゾクゾクするな…。んじゃ腰あげて?」
素直に尻を突き出すと人差し指と中指を重ねて膣口にあてがった。
「え?…指?」
「挿れんのは後からな?そのままの姿勢でいろよ」
「え、なんでっ…、やぁああ…っ」
熱くてぬるっと包みこむ粘膜の壁がまた絡みつく。蜜壺の中で指がバラバラに動く度に一際大きな声で啼いた。