第24章 ❤︎ 木兎「あかーしのセフレちゃん貸して♡」 赤葦京治
「あの…、赤葦先輩?」
「何?いちかはしたくないの?」
「いえ…っ、そうじゃなくて。木兎先輩」
「放っていていいから。あの人、なんでも抜ける人だから。……てかさ、他の男に触られて濡らしすぎじゃない?」
剥き出しのそこに指を這わせればぬるっとした感触が包む。熱く熟れたそこは指をすんなりと咥え込んでいく。
「ごめんなさいっ、
「いや今回は俺が悪い。…いちかの気持ち考えないで無理させたから」
そう呟いて何か言いたげなその唇に口付け、舌を絡めて何度も角度を変えていく。
「木兎さんに触られて喘いでるいちかに正直嫉妬した…」
ただのセフレだと思ってたなら、こんなに胸が痛む筈はない。
「……赤葦、先輩?」
「いちかが俺の中でいつの間にか特別になってたのかもしれない」
遅いけど、今気づいた事なのかもしれない。
「……今更ごめん」
「先輩…っ、」
「木兎さんには悪いけど。......今、いちかのことすごく抱きたい」
“いい?”って静かな問いに腕の中のいちかが静かに頷く。俺はそのまま彼女を後背位にして腰を持ち上げる。
先程の行為ですっかり解れて蕩けたそこに自身を充てがってゆっくりと体重をかけていく。言葉にならないゾクゾクした感覚が背中に走って、いちかの熱い体温に包まれていく。
腰を密着させるように高く持ち上げて揺らすと繋がった部分からは厭らしい水音と浅い呼吸に混じる声。途切れ途切れ俺の名前を呼ぶいちかをもっと深くまで犯したい。そんな支配欲に似た感情が溢れて無我夢中で彼女を求めた。