第24章 ❤︎ 木兎「あかーしのセフレちゃん貸して♡」 赤葦京治
「…木兎せんぱい…、っああっ、ダメ」
「……くあー!たまんねぇ...。つーかさぁいちかちゃんも乳首すげー勃ってるけど?気持ちいい?」
「…はい、気持ちいいです。……ごめんない」
「ははっ、別に謝らなくていーじゃん。気持ちよくさせてんだから」
突起を甘噛みするように歯を立てるといちかがさらに甘い声をあげる。いちかは立っていられないといった様子で木兎さんにもたれ掛かり、部屋にはリップ音が響く。
「感度もいいしマジ最高。…それで?こっちはどうだ?」
にやりと笑ったっかと思えばスカートをたくしあげ下着の隙間からなぞるように指を這わせていく。
「ふ、……んんっ」
「なんだすっげー濡れてるじゃん。...俺の前戯のおかげ?それともあかーしに見られてるから?」
「やだ、」
「やだじゃねーよな?こんなやらしく指くわえてやらしい音だしてんのに」
乱暴に指を抜き差ししてわざと聞こえるように仕向ける木兎さん。いちかは木兎さんにされるがまま息を乱して妖美に揺れていた。
目に映る光景が異様さを放ちながらも綺麗で。募る苛立ちと焦りを隠すように平静を装っていた。
「あーあ、俺の手いちかちゃんの愛液でべっとべと」
「...っ、ごめんなさい」
「いや、男してはウレシーから。それだけよかったってことだろ?」
「………でも、恥ずかしい」
「なにその反応!可愛すぎな。もういちかちゃん食っちゃっていい?いや食うけど」
「木兎さん、それは無理ですから」
「あかーし、マジなツッコミ今いらねーから。…あ、…それでさ、いちかちゃんにひとつお願いがあんだけど」
「お願い、ですか?」
「そ。...あのさ、悪いんだけど、俺の顔の上に跨がってくれない?」
「......え?」
「は?」
木兎さんの言葉に思わず声がでてしまう。
「顔面騎乗ってやつ。俺一回やってみたかったんだけど、今までの彼女にはみんな断られてて」
「変態ですかアンタ」
「変態なのかもね、俺。けどいちかちゃんマジ可愛いし普通にヤるだけじゃもったいなくて」
「だからって...」
「な、いいだろ?まだイカせてねーし、もう俺の顔の上でイっちゃって?」
“な?”と笑顔でそう問いかける。いちかは少し間をおいて“……分かりました”とだけ呟いた。