第24章 ❤︎ 木兎「あかーしのセフレちゃん貸して♡」 赤葦京治
呼び出した彼女とのセフレ関係は三ヶ月くらい前からだった。
顔も知らない一年後輩だという相手からの突然の告白に俺は一度は断った。だけどお決まりの台詞のように遊びでもいい、二番目でもいいと吐いた言葉にバカな女だと思いつつも、俺は彼女の願いを“セフレなら”と聞き入れ、彼女との関係がは始まった。
それからは欲求を満たすだけの関係。それでも彼女は一途に俺だけを想っている様子で愛のないセックスに溺れていた。
所詮俺は非道で冷たい男なのだろう。
相手はただのセフレ。愛情はない。