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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第22章 ❤︎ セックスレスに奮闘する鉄朗パパ


いつも飲んでるビールが冷えてるし半分残してあったクラッカーもある。冷蔵庫にはフレッシュオリーブとカマンベールチーズ。シンプルにこれだけでいいよな。

「ビールでいい?」
「ありがと」

ビールの缶を手渡して、皿をテーブルに置く。ただ乗せただけのつまみなんて言えるようなもんでもないけどは嬉しそうに笑う。

「あ、クラッカーチーズ、これ美味しいよね」
「好きだろ?」
「前はさ、クラッカーにチーズ乗せてはちみつかけたりしてたよね」
「はちみつはなかったから」
「だって間違って子供にあげちゃったらダメでしょ?もう1歳過ぎてるから大丈夫だとは思うけど」
「色々ありがとな?ほとんど任せっきりで」
「そんなことないでしょ?仕事終わったら真っ直ぐ帰ってきてくれるし、うちにいるときは一緒にいて手伝ってくれるし十分だって思ってる。今も一緒にいられるだけで嬉しいから」

いちかの言葉に今すぐ抱きしめたい衝動に駆られた。でもまだ今じゃない。いちかがしたいって思わなきゃ…、意味がない。

「ビール、美味しい。なんかお酒飲むのも罪悪感があったりしちゃったけどたまにはいいんだよね」
「当たり前だろ?いつも頑張ってんだから。つーか頑張りすぎ」
「そうかな」
「そうだよ。もっと力抜いてもいいから」
「ありがと」

“へへっ”と笑ってころんと肩に凭れ掛かってくる。柔らかな髪の毛の感触がくすぐったくて頬をつつけば体を摺り寄せてくる。いちかがこんなに積極的なの、いつぶりだろう。

「可愛いな」
「可愛いとかもうそんな年齢じゃないでしょ」
「ばーか。いつも可愛いって思ってるよ」
「鉄朗、酔っちゃってる?」
「まだ酔ってねぇよ」
「私、まだビール半分しか飲んでないのにもう頭がポーッとしてる。お酒弱くなっちゃったのかな」
「顔もちょっと紅い。大丈夫か?」
「んー、なんだろ。久しぶりでちょっと楽しくなっちゃった」
「そうやってふにゃって笑うの久しぶりに見た気がする」
「もっと飲みたいけど、お酒止めた方がいいかな」
「気分悪くないならこの一本くらいは大丈夫だと思うけど」
「それは大丈夫だから。じゃあせっかくだし飲んじゃお」
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