第4章 ❤︎ AVレンタルしたら店員がクラスメイトだった 宮侑
快感の後の脱力感、いつもならすぐに賢者タイム突入…って流れ。けど柳瀬さんの“おかわり”発言に落ち着き始めた心臓の音がまたドクンと音を立てた。
「実はさ、私もちょっと遊んでててん…」
「え…?」
「こういう店で女の子がレジしてたらさ、何人かはやらしい目で見てくるやん?それをおかずに…、一人でしてた」
膝丈のスカートの下は何も身につけてなくてそれだけでも刺激が強すぎるけど、柳瀬さんの手にある小さな機械から続く下品なピンク色の配線は薄い陰毛の奥へ。
「これ、ほんま?」
「だって気持ちええもん。結構女の人が買ってくから気になってて使ったらハマっちゃった」
「もう準備できてるから。奥で、せぇへん?」
甘い声の誘惑に一回出して落ち着いたはずの俺の俺も、瞬時で勢いを取り戻す。この勢いのまま打ち込めたらどんだけ気持ちええかって考えただけでまた軽率に疼く。
「けど、ここ店やん」
「これ出しとくから大丈夫」
カウンターの真ん中に置かれたのは“御用のある方はベルを鳴らしてください”と書かれた札。仮に俺が大人やったら我慢する術も持ってたかもしれん。けど、今の俺には断るなんて選択肢は一ミリもない。おい、ええか、この店におる客。今から20分くらいは何人たりとも絶対にこのベル鳴らすなよ……。そう思いながら奥へと続くカーテンをくぐった。