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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第17章 ❤︎ ぼくなつ 木兎光太郎


「赤ちゃんのお世話、ちゃんとできるかな」
「大丈夫だって。部屋もちゃんと片づけてるしベビールームとして一部屋改装したから」
「お客さんからの要望もあったみたいで、昨日見て来たけど綺麗に仕上がってたよ」
「そうなんだ。じゃあ私も他の赤ちゃんとか子供と触れ合えるチャンスかな」
「そうそう、しばらくはいちかも自由に動けないし、夏休みは家族連れも多いからそっち担当してもらおうと思ってる」
「うん、私にできることがあったら何でもやる」
「けど無理すんなよ?まだ産後なんだから」

生まれてから一ヶ月は実家でいたけど、光太郎はしょっちゅう家に来ては赤ちゃんの世話をしてくれて“ちゃんと寝てるのか?”とか“食ってんのか?”って気にかけてくれていた。

思い描いた以上に過保護に愛されて、生まれた子供が女の子だったからか尚更親ばかぶりを発揮している。京治君も色々と気を遣ってくれて今日だって光太郎一人じゃ心配だからって着いてきてくれた。あの時の関係のまま、私たちは変わることのないまま大人になっている。

「そういえば黒尾さんからの出産祝い届いてる」
「そうなの?確か今、イギリスに長期の出張中なんだよね?」
「また仕事が落ち着いたらいちかと赤ちゃんに会いに来るってメールには書いてた。10月くらいには来れるんじゃない?」
「なぁ!俺には?よろしくとかねぇの?」
「特には何も…」
「鉄朗君、まだ怒ってんのかな。卒業までに妊娠させちゃったこと…」
「当たり前でしょう。黒尾さんはいちかの保護者みたいなものなんですから怒って当然です」
「でもうちの親は何も言わなかったよ?籍も入れてたんだし問題ないんじゃなーいって」
「黒尾さんは別格だからね…。怒られて下さいね、木兎さん?」
「へいへい…。鉄朗君の説教マジ長いんだよなぁ」
「軽率な行動するからでしょう」
「だってあんときさぁ、いちかがすっげー可愛くてもう我慢できなくて…」
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