第4章 ❤︎ AVレンタルしたら店員がクラスメイトだった 宮侑
「ズボン、脱がせてええかな?」
「……うん」
下ろすのを上目遣いで俺を見つめたままハーフパンツに手をかけてゆっくりと下ろしていく。ぴんっと元気よく飛び出したものが柳瀬さんの頬に触れる。
「宮君のおっきいね」
手で捕まえて唇を先端に近付ける。待って、この子なんなん、めちゃくちゃ可愛いやん。嘘でも褒めてくれるとアホみたいに嬉しい。
「それ、わざとなん?」
「AVっぽい方がええかなと思って」
「うわ、あざと…」
「嫌?」
「むしろ最高やろ、こんなん」
「えへへ、嬉しい…」
唇を開いて舌が触れたかと思うとそのまま飲み込まれていく。温かい粘膜が包み込んで、はぁぁぁ…と吐く息に魂まで抜かれそうになりながら下半身への集中力が増す。
「やば…っ」
奥まで入れるとちゅっと吸い上げ喉を鳴らす。数秒のことなのに腰が抜けそうなくらいに気持ちいい。唾液が潤滑剤の代わりになって絶妙な力加減で手を上下に扱いて柳瀬さんの頭が前後に揺れるのに合わせて自然と腰も突き出してしまう。
彼女に加えてもらったことはあったけど積極的に舐めてくれる子なんておらへんかったし、正直こんな上手くもなかった。ただ可愛いとか好きやからって理由だけで気持ちよかったってだけ。今回はそんな感情抜きにただ気持ちいいって欲だけが加速する。
「なぁ上手ない?」
「そう?」
「彼氏とかいてんの?」
“ん…っ”と口を一旦放して舌先でちろちろと刺激するように舐めて、また上目遣いで俺を見る。
「今はおれへん」
「なんでこんな舐めんの上手いん?」
「だって、可愛いやん。これ…」
手で優しく包み込んで先っちょにキスとするように唇を添える。
男の悦ばせ方、よく知ってらっしゃるーーーーっ!!
このまま顔射したすぎる!!
こんなんほんまに好きやなかったら絶対できんやろ…。真面目そうな子にはすけべな子が多いってあれ、都市伝説でもなかったみたいやな。ああもう俺、完全に柳瀬さんのテクとギャップ萌えで骨抜きにされそうです。