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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第17章 ❤︎ ぼくなつ 木兎光太郎


「嫌なら全然いいから。ごめん、忘れて?」
「……行く」
「でも、添い寝だけじゃ終われないかも」
「…いい」
「…ほんと?」
「鉄朗のことがあったからこんな事言ってるんじゃないの。あくまで私の意思。…まだ恥ずかしいって気持ちはあるけど、私も光太郎さんが欲しい」
「いちかちゃ…」


なぜか急にキスが欲しくなった。言葉を遮るように唇を奪って下唇を絡めるように啄む。ドキドキしすぎて体は震えてバスタオルの裾をぎゅっと握って、何度も角度を変えてキスを交わす。

キスだけで体の奥がきゅんと疼く。意識よりも先に体はもっと強い何かを欲してる。

「待って。その顔すげーエロい」
「そんなことないよ」
「いちかちゃんからキスされるだけで興奮してる…。ほんとはこのまましたいんだけどさ、今日すげー汗かいたからちょっとだけ待っててくれる?
「……うん。………分かった。ゆっくり入ってきて?」
「いや、さっさと済ませてくる。出来たら着替えないでこのままの格好で待ってて」
「え?」
「今日は他に客もいないからこのまま俺の部屋連れてく…。いや、そうしたい」
「でもおばさんは?大丈夫?」
「もう寝てるから。それに部屋も離れてるからまず気付かれない」
「そっか。…じゃあ、ここで待ってるね」
「キスの続き、楽しみにしてるから」

私ものぼせ上っていたのかな。光太郎さんに甘えるように上目づかいで見つめて普段はあまり口にしないようなことをつい口走ってしまった。

「うん、あとでいっぱいぎゅーって、してね?」

そう言った途端、目の色が変わって真剣な表情になる。てっきりいつものように“いいよー”なんて軽く返してくれるのかと思ったけど意外な反応だった。

「秒で終わらせてくる…」

なんて背を向けて呟いて、光の速さで服を脱いであっという間に風呂場へと消えて行った。


私、何か余計なこと言っちゃったかな…。
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