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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第17章 ❤︎ ぼくなつ 木兎光太郎


「あかーし、どうしたの?」
「ある程度は話の流れはわかってますから…」
「え?なんで?」
「おばさんが嫁泥棒が来たって慌てて俺んとこに来たから」
「マジ?おかん何やってんの、あかーし呼ぶとかGJだろ」
「こいつ、誰?」
「挨拶が遅れました。隣人の赤葦京治といいます。事情は大体把握していますのでお気持ちは察します」
「だから何?」
「この後、黒尾さんのことは俺が引き受けますから」
「は?なんで?俺、このイケメンくんに用なんてないしそんなの頼んでないんだけど?」
「明日の朝まで船はないですしここにも居られないと思うので是非うちの店へ」
「いや、意味分かんねぇし…。てか店やってんの?民宿?」
「民宿ではないんですけど一人や二人くらいは泊まれます」
「だから俺に泊まってけって?」
「この状況から察して一人になりたい気持ちも分かりますが、夜の海は危険ですしこの二人だって逆に心配すると思いますから」
「別にいいのに…。つーか、今日は眠れそうもないから」
「俺でよければ朝まで付き合いますよ……。こんなこともあろうかと通信教育でカウンセラーの資格を取ろうと考えたことがありますので」
「すげー真面目な顔してズッコケそうなこと言うんだな」
「完全個別対応、失恋からの立ち直る方法を一緒に考えて本人のやる気を引き出せるよう対応しますので準備は万全です」
「完全に塾の勧誘じゃねーか。店って何の店なの?」
「ありとあらゆるものを取り揃えている酒屋でもあります」
「酒、飲めんの?」
「勿論です」
「……マジかよ」
「酒の種類も豊富な方ですが、つまみの種類も数種類用意してますから」
「なんだよ、言うことねぇじゃん…」
「ここに居続けるよりはまだいいかと……」
「………それもそうだよな。……マジで朝まで付き合ってくれんの?」
「問題ないです。酒は強い方ですから」
「………なら、頼むわ。…見ず知らずなのに悪いな」

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