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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第17章 ❤︎ ぼくなつ 木兎光太郎


「光太郎、さん?」
「だめだ…、いちかちゃん。俺が悪かった」
「……へ……?」
「濡れたTシャツに透ける水着……、こっちの方が断然エロかった…。…これ以上、無理だ…。いや、けどこんなラッキースケベ全世界がうらやまだろ。俺なら耐えれるはずだ」

手で目を抑えながらぶつぶつと自分に言い聞かせるように呟いている。

喜んでくれたらいいなと思っていたのに結果は逆効果だったみたい。

「……私、もう上がろうか?」
「いや、いい。むしろ最高なんだけど、我慢が辛くて…」
「……我慢?」
「うん…」
「私の所為?」
「違う!………ああ、もう!!!やっぱ無理!!!!
「え?」
「あのさ、いきなりでごめんなんだけど、俺、いちかちゃんが好きだから!!!」
「へ……?」

突然の告白に私は一瞬頭が真っ白になっていた(というより声のボリュームにビックリしちゃった)

でも案外冷静に受け止めていて…。それになんでだろう、光太郎さんの告白に驚かない自分がいた。

「…私も光太郎さんが好きなんだけど」

ずっと胸に留めていた正直な想い。ど直球な告白で恥ずかしさも感じずにまるで挨拶を交わすみたいにぽろっと本音は溢れる。

「…マジで?」
「私もね、ずっと告白しようと思ってた」
「マジで?え?え?…それって俺とチューとか出来る系の好き?」
「何その例え。…もちろんそうだよ。そういう好き」
「………マジか」
「一緒にいるうちにね、好きになっちゃった。光太郎さんがよければだけど、大学の夏休みが終わるまでもう少しこの島でいたいなって」
「ほんとに言ってんの?マジで言ってんの?…いい!いいに決まってんじゃん」
「ほんと?じゃあもう少し島生活延長でお願いします」
「ごめん!俺、なんか色々とテンパってるんだけど、とりあえず俺の事好きってことでOK?」
「うん、そう。大好き」
「あぁぁああぁぁぁ……マジかぁ。ああ、駄目。何回聞いても夢みたいに感じる」
「私も同じ。案外冷静なのにどこかで夢なんじゃないかってそうおもってる」
「なぁ!俺の事、思いっきり引っ叩いて?」
「無理だよ」
「だって夢だったら困る!!」
「……じゃあ、引っ叩く代わりに、落ち着くまでこうしてていい?」

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