第16章 ❤︎ ツインズに満員電車で意地悪される? 宮侑・宮治
「ごめんなぁ?俺も今苦しいねん」
両足を持ち上げて中心めがけて一気に腰を突き上げる。溶けてしまいそうな熱ともつれ合うように交わる感覚。ゆっくりと動きをつけていくだけでも吐き出したいとの衝動が込み上げてくる。
「んぁっ、…ぁぁ……、っん」
自分の動きに合わせるかのように短く吐息を吐き喘ぐ。普段の声より高くて甘い声にこのままずっと繋がっていたい気さえする。
「なぁ…反則かもしれんけどキスしてもええ?」
その言葉に開いていた唇をきゅっと紡いで俺を見る。俺の誘いにキス待ちしてくれんの?って思ってしまうくらいの可愛さ。… けど双子の悲しい運命やろうか…、絶妙なタイミングでツムが戻ってくる。で、俺らを見て声を張り上げる。
「ちょお、お前、待てって。何サム一人で楽しんでんねん」
「ほな丁度ええや」
「ええわけあるか。俺もさせろって」
「今、お楽しみ中やん。ちょっと待ってて?」
「待てへんし。俺も入れてや」
「は?」
「なぁいちかちゃん?…アナルセックスってしたことある?」
そうくるやろなとは予想できたけど誘い方強引すぎんか?
「…そんなん、ないし。あるわけないやん」
「ほな俺後ろでええから3Pしよや。いちかちゃんの初めて俺にちょうだい?」
「お前はそう言うと思たわ。電車ん中で結構ええ感じに後ろも解してるで?」
「ほな楽勝やな。後ろから挿れたいからそのベンチで騎乗位してくれん?サム、ゴムもう一個ある?」
「俺のロッカーん中」
「さすがお利口さんやなぁ。持つべきもんは優秀な兄弟やで」
「お前と一緒にすな。ほないちかちゃん、俺の上乗って」
萎えそうになるような状況に呆れながらいちかちゃんの手を引いて誘導し腹の上を跨がせ白い太ももの中心がゆっくりと重なり結合していく。中の柔かな肉のとろみがきゅっと締め付けていくのがリアルに伝わる。