第2章 ❤︎ 幸郎「寂しいって素直に言えばいいのに」 星海光来
「もう、イッちゃうよ…」
「ん?まだだめ」
「やだ…っ、意地悪しないで」
「してないって」
「やぁ…、ぁ、………んっ」
「あーでもこれじゃ俺が我慢できないかも…」
そう呟いたかと思うと繋がったまま体は宙に浮き視界が反転した。ころんと寝かされてひんやりとしたシーツに後頭部が沈む。
「やっぱこっちのがいい」
突然にことに反応できなくて両脚を大きく開かされてされるがまま。中心に目掛けて激しくピストンを繰り返す。
「…ぁ、ぁ。んあ……ッ」
「いい声…」
「だめッ、イッちゃうよ…」
「早ぇな…」
意地悪な返事なのに絶頂を促すような腰使いに中はかき乱されて軽い波が何度も襲う。これ以上抗うこともできな開くて肩に捕まるようにしがみつき波に身を任せた。
「んっ…、俺も、…出そ……」
そして私が先に達した後、光来も一番奥で震わせる。ドクドクと精液が放たれる感覚をゴム越しに感じながら目を閉じた。
「もう少し、このままでもいい?」
「いいよ」
「会いに来てくれてありがとな?」
「うん……」
結合部分から溢れる愛液がとろりと流れ、力の抜けた体は光来の温もりで汗ばんでいる。何度もキスを交わす二人に冷房の冷たい風が心地よく届く。優しいキスと愛おしそうに名前を呼ぶ声色。後からおってきた幸福感に酔いしれた。