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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第13章 ❤︎ 岩泉先生の彼女と及川先生


「いや、そうじゃなくてさ…。それで俺にバレちゃったけどこの後二人はどうするの?」
「出来るなら黙ってて欲しい」
「先生、お願い…。課題もちゃんとするから」
「でも黙ってて俺になんか得でもあるわけ?」
「お前が地獄に堕ちた時に蜘蛛の糸でも垂らしてやるから」
「俺が地獄行き決定してるみたいに言わないでよ。そんな糸絶対切れるじゃん」
「…冗談だ」
「全然冗談に聞こえないんだけど…」
「私、やっぱり退学ですよね?だったらもう親にも連絡して迎えに来てもらって…」
「んな勝手に…」
「だって…、もう、こんなのお先真っ暗じゃないですかぁ」
「ちょっと待って。柳瀬さんは成績面では褒められたものじゃなかったけど素行不良ってわけでもないしとりあえず今回の事は黙っててあげるから」
「ほんとですか!?」
「俺だって自分のクラスの生徒、退学になんてさせたくないし」
「悪い…」
「でも後で2人にはそれなりの事、してもらうからね」
「何だよ」
「それはまだ考えてないけど」
「なんでもします!黙っててくれるなら」
「言ったね。じゃあ期待してるから。…岩ちゃんもそのつもりで」
「……分かった」
「でも見られたのが俺でよかったね。仮に生徒だったら写真とか撮られてたかもよ」
「…そうだな。悪い、軽率だった」
「岩ちゃんが珍しく本気なんだからさ、親友としては応援したげる」
「悪い」
「危なかったですね」
「いや、最悪だ…。一番弱みを握られたくない奴に見られたからな」
「でも黙っておいてくれるって」
「悪かったな。不安にさせてよ…」
「大丈夫。ってか先生だけが悪いんじゃない。元々は私の我儘からはじまったことだし、もしバレて退学になっても私は後悔しないから」
「そんな事になったら俺が後悔するっての」
「あ、そうか。先生は先生だもんね」
「もし及川に変な事されたら俺に言えよ?あいつに仮作るとあとあとがあ面倒なことになりそうだから」
「うん、分かってる。多分大丈夫だと思うけど、気をつける」
「んじゃ送ってくから。学校の近くを通るときは隠れてろよ」
「了解」







私が一途に自分の幸せを信じていたのはこの時までだったような気がする。及川先生のことはずっと信頼してたから、まさかあんな事になるとは思ってなかったの。



もし今日の日に戻れるなら、同じ選択はしなかっただろう。
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