第13章 ❤︎ 岩泉先生の彼女と及川先生
その後は先生の希望するまま制服姿でベッドの上でゴロゴロしながら先生の腕に潜り込む。柔らかなシーツと先生の素肌が心地いい。
「せーんせ」
「何だよ」
「私のコスプレ、そんなに良かった?」
「…まぁな」
「だったら次はナース服がいいな」
「着んのか?」
「だってセーラー服も似合ってたし、あ、現役だからか。でも他のコスプレも先生が見たいって言うなら喜んで着るよ?」
「……はぁ」
「なんでため息?」
「俺的にはすげー困るから」
「なんで?」
そう聞くと体を反転させるように組み敷きながら真顔で答える。
「想像以上にエロかったから。あと…、やっぱお前は可愛いなってそう思って」
「ならまた着てあげる」
「…ああ」
首筋に顔を埋めながら小声で“頼む…”と呟いた。私だってコスプレに興味がないわけじゃないし、先生が喜んでくれるなら私だって嬉しい。それにこんなに素直に甘えてくれる先生が好きで仕方がない。エッチの後の優しいキスを味わいながらただ幸せな時間を堪能していた。
一年もバレなかったんだもん、あと半年くらいは大丈夫。こうやって先生とは隠れて会わなきゃ行けないけど、きっとあっという間だよね。…なんてその時は呑気に思っていた。