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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第13章 ❤︎ 岩泉先生の彼女と及川先生


先生と生徒の関係でこんなことしちゃいけないって分かってる。でも肩書き以外は普通のカップルと何ら変わりない。だから先生が言うほど私には罪悪感もない。

こうやって唇を重ねるのも素肌で先生を感じるのもごく自然な事、彼氏がいる子ならみんな同じ事してるし同じ事を思いながらきっと抱かれてる。

「先生が今何を考えてるか当ててあげようか?」
「……分かってんだろ?」

急に先生の声が低くなってじっと見つめる視線に思わず心臓は跳ねる。慣れたとは言え、求めてられてる事を体が自覚する瞬間はキュンと切なさを感じる。

「今日は泊まってくんだろ?」
「うん、友達のところに泊まるって言ってるから」
「悪い子だな」
「だって友達も彼氏んとこに泊まりたいって言ってたから。じゃあお互いwin-winの関係でいこうかって話になって」
「バレねぇ?」
「大丈夫。大学生と付き合ってるって言ってるから」
「悪いな…。嘘つかせて」
「最近の子はそんなもんじゃない?それに誰も傷つかない嘘ならついていいんだよ。私が先生と付き合ってたって、そりゃ問題はあるかもしれないけど卒業すれば関係ないじゃん」
「……そうかもしれねぇけど…、はぁ……、俺は嘘つかせてる事がすげー嫌だ」
「じゃあ卒業まで会うのやめる?」
「無理」
「私の方が無理だし」
「とりあえず卒業したらすぐ挨拶行くから…。殴られる覚悟くらいはしとく」
「ぜーんぜん、大丈夫。うちその辺緩いから。それにうちの親は一番上のお姉ちゃん産んだのだって10代だったし、でき婚だし人のこと言えないから」
「つっても…」
「あ、先生。私10代のうちに一人目欲しいから頑張ろうね」
「……お前な」
「でも私のこういうところが好きなんでしょ?」
「……ったく」
「好きでしょ?」
「ああそうだよ、好きだよ」

それだけで大満足。いっそのこと及川先生には卒業したら結婚するんでとか言っちゃおうかな…。

「なぁ、もう一回……」
「避妊なしでもいいよ?」
「ばーか。そこだけは例え酔ってても忘れねぇよ…」
「真面目ですね。岩泉センセは…」
「うっせ…」

首筋に唇が這わされてゾクッとした緊張感が走る。体に感じる先生の重みと触れる体温で、落ち着いていた心を少しずつ乱していく。
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