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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第13章 ❤︎ 岩泉先生の彼女と及川先生


≫夢主side


もうすぐ先生と付き合って1年。

誰にも内緒で始まった恋も今のところバレることなく順調で、今日だって住んでいる街から遠いホテルまでわざわざ足を運んできたの。車に乗るときだってまだ助手席には座れない。

でもいいの。卒業を機に先生とは同棲予定だから。
もう半年もすれば堂々と二人でいられるもんね。





淡いピンク色のシーツを手繰って、先生の背中におでこをくっつける。 さっきまで私の名前を愛おしそうに呼ぶ声が耳から離れなくて何も身につけていない素肌をぴったりと重ねた。

「どうした?」
「ね、センセ…」
「何だ?」
「私が学校を卒業したら先生のアパートに一緒に住むんだよね?」
「まずは卒業してお前の両親に承諾貰ってからだろ?」
「でも来るなら来てもいいって言った」
「俺は構わない。ま、お前が進学するってんなら話は別だけどな…」
「だから進学はしないって。勉強嫌いだし、私働いた方がいいもん」
「ほとんど進学するのに、ほんとにいいのか?担任の及川が俺に相談してきてたぞ?」
「なんで?」
「一、 二年ん時は俺が担任だったからな…。お前、そん時から進学する気なかったし、とりあえず及川には本人の好きなようにさせてやれって言っといた」
「さすが岩ちゃん」
「岩ちゃんって言うな」
「みんな岩ちゃんって呼んでるじゃん」
「お前は呼ばなくて良いんだよ。二人で居るときに先生って呼ばれるのも…、悪くないけどすげー罪悪感あんだよ」
「だって実際、生徒と先生だし。それに先生の事を下の名前で呼ぶなんて恥ずかしくて死んじゃうよ」
「んなことで死なねぇから。とりあえず及川には就職希望って言っとけ」
「はーい。でも二人でいるときも進路の話なんてやだ」
「仕方ねぇだろ?関係が関係なんだし」
「及川先生は進学ごり押しだし私だけ進路決まってないからって最近よく及川先生に呼ばれるの。ちょっと苦手だったんだよね」
「なんでだ?」
「優しそうに見えるけど何考えてるのか分からないから」
「心配すんな。教師なんてそんなもんだから」
「そっか。……ねぇ、先生?」
「…ん?」
「キスして」
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