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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第2章 ❤︎ 幸郎「寂しいって素直に言えばいいのに」 星海光来


地元にいられる二日間はできるだけ光来と一緒に過ごした。休みとはいえ私は部活もあるし幸郎も部活には顔を出す…程度では終わるわけもなかった。なんのための休日なんだかって呆れるけど光来がいるだけで空気が変わる。ユース合宿での経験話は部員達の志気を上げ有意義な時間となった。

「光来君、合宿行ってさらに体力馬鹿になってきたんじゃない?」
「幸郎もそう思う?」
「バレー馬鹿も拍車がかかってる」
「食欲もヤバい。呆れるくらい食べてる」
「それも合宿の影響?」
「分かんないけど、それにね、私と一緒にいる時だってバレーの話しかしないの。メイクを変えても気付かないし可愛い服を着ても褒めない」
「いや、それは前からだろ?」
「あ、そう言えばそうだった…」
「二週間離れてたって根本的なとこは変わらないと思うよ?」
「少しくらいは彼女の変化に気付け馬鹿」
「バレー馬鹿だから無理だよ」
「ため息しか出ない…」
「だから光来君の彼女が務まるのはいちかくらいなもんだよ」
「ありがと。一応褒め言葉をとして受け取っておく」
「そうしといて」

練習風景を見ながら幸郎とそんな会話をしてたのは光来に内緒だけど。





そしてそんな楽しい時間もあっという間に過ぎていった。二日目の最終日は光来の家で幸郎と三人で夜を過ごした。だけど私は連日のマネージャー業に加えて光来と会えた嬉しさでテンションも上がりっぱなしだったせいか日付を越えた頃から眠くなり、いつの間にか眠ってしまっていた。

朝起きると三人雑魚寝状態。別に同じ部屋で眠ったからって幼馴染だしなんとも思わないけど隣をみると大の字で寝ている光来、その横で背を向けて眠る幸郎。寝方にまで性格が出るのかって思わず笑ってしまった。

だけどいくつになっても変わらないこの関係が嬉しい。二人の寝顔を携帯で撮影した後、幸郎にバレないように光来の腕に潜り込み、瞼を閉じた。
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