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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第8章 ❤︎ 当直室に彼女を連れ込んじゃう白布先生



「サンキュ」
「ないと大変だもんね。ご飯はもう食べた?」
「今食った」
「そっか。お疲れ様。じゃあ私家に戻るね」
「少し寄ってく?」
「え?」
「今日は落ち着いてるし」
「いいの?」
「彼女とか不倫相手とか連れ込んでる医者も多いし何かあればPHSに連絡が入るようになってるから。看護師も直接は来ない」
「そう、なの?」
「そう。案外そういうもんだよ」
「……じゃあ、少しだけ」

グレーがかったモルタル製の壁が続く廊下には二人の足音が響く。昼間でも薄暗い印象だったこの病院、夜になると尚更雰囲気を醸し出している。外来と病棟を繋ぐ渡り廊下の手前で当直室と書かれた部屋があって中は8畳ほどの広さにベッドと机が置いてある。初めて入る当直室はなんとなく埃っぽくてむっとしていて机には書類が山積みになっていた。

「これ全部、仕事の書類?」
「今度の研修会のやつ」
「そっか。研修会が終わるまでは忙しいもんね」
「だから無理にでも会う時間作った。一緒に住んでても最近はすれ違ってばっかだっただろ?」
「だから呼んだの?」
「確信犯」

賢次郎の素直な答えに思わず笑みが零れてしまう。キスでもしてくれるのかなって見上げると手を引かれてそのまま壁に押さえつけられてしまう。
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