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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第72章 結婚するまで帰れません(1) 岩泉一


欲張りか?ってくらいにずんだ餅の串とアイスクリームを両手に持って器用に食べている。甘いもんが大好きで幸せなんやろなってくらいに綻ぶ表情。俺が見たかったんはこの表情やったんやって今やっと分かった。

北「口入れたるから、ほら…、口開け」
「ん、……おおきに。…………うん、期待通りに美味しい」
北「そら良かったな。相変わらずいちかは甘えたれやな」
「そう言いながらしてくれるやん」
北「まだまだいちかはお子ちゃまやからな」
「同い年やん。信介が精神的に老けてんねん」
北「老けてるは余計や。ほら、クリーム付いてんで」
「ん…?ありがと」
治「なんか……、そこらのカップルよりめちゃくちゃええカップルやのになんで二人付き合わんのですか?」
侑「お前、俺でも触れんことを堂々と…。笹かま、俺にはあんな塩対応やったのに」
治「お前も思うやろ?」
侑「そら思うけど」
「信介のことは好きやけど付き合うとかそんなんちゃうねん。信介は過保護なお兄ちゃんみたいな感じで」
北「ほんま手の焼ける妹や」
「ほらね?やからそういう関係にはなれへんの」
北「いちかの好みってディ●ニーのプリンスとかゲームとか漫画に出てくるようなイケメンキャラがタイプやしな」
「それは大昔の話」
北「大昔って中学ん時までそうやったやん。そういや土産屋でえらい美化された伊達政宗おったけど、今はあんなん流行ってるんか?」
治「ああ、あれはアプリかなんかですって。全国的に流行ってるらしいですよ」
北「ゲームとかならいちかもそんなん好きやったんちゃう?聖地がどうのって言うてたやん。俺も付き合わされたし」
「そういやそうやったね。コラボカフェとかも付き合ってもらってたし。…でもこっちきてからしてへんなぁ。現実の恋愛に必死すぎて必要なくなったんかも」
治「リア充っすね」
「堂々と付き合ってるって言えたらリア充なんやろうけど、まぁまぁやらかしてるし」
北「ストレート過ぎんねん、何事も」
「信介やってそうやん」
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