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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第6章 ❤︎ 侑に振られた責任を治にとらせる話 宮治


制服シャツのボタンを外し、露わになってく素肌。視界に映る筋肉質なところも侑によく似ていて錯覚を起こしてしまう。徐々に消えていったはずの侑の存在が最後抗うように爪を立ててくる。

三ヶ月なんてあっという間に過ぎてしまって加速し始めた想いだけが置いてきぼりで傷ついてないフリをして、平気なフリをして、だから私はそんな自分から逃れるように、治に恋をしたのかもしれない。本当に好きだったから無理にでも忘れたかったのかもしれない。

「泣かれたら、俺、これ以上どうしようもないんやけど」
「じゃあこの腕振りほどいていいよ」
「それができんから俺も困ってん」
「無理しなくていいのに」
「してへん」
「なんでそんなに優しくするのよ」
「なんでやろな。俺にも分からん」
「………ばか」

抱き締めていた腕の力を解いて、頬を伝う涙の雫を指で拭う。ふいに手首を掴まれたかと思ったら一瞬の隙に額に触れた治の髪の毛。

「……経験ないんじゃないの?」
「ない」
「ここでキスしてくるとか狡くない?」
「そうなん?」
「好きとかもうええって言いながら、やってること真逆。……好きにさせてるの治の方じゃん」

重ねた唇を忘れてしまう前にもう一度重ねる。それがスタートの合図でもう躊躇うこともなくはだけたシャツの隙間から胸の突起を舐めて、ズボンのジッパーを下げていった。既に反り返ったソレを直接掌で包み、上下に扱く。

「さっきよりも大きくなってるよ」
「せやなぁ。自分以外に触られたことないから興奮してんかも」

言葉通りに肌を通して波打つような鼓動に笑みも零れる。

「じゃあもっと頑張っちゃおうかな」

しゃがみ込んで下半身に顔を埋めて、先走りの液で滴るものを口へと含んだ。ゆっくりと奥まで咥え込んでいくと荒く息を吸う息遣いに合わせて体が仰け反っていく。

「なぁ…」
「ん?」
「フェラって…。こんな、ヤバいん…?」
「さぁ…?でも、口の中でぴくぴくしてるの、分かるよ?」
「気ぃ抜けへんもん…。も、…ほんま、気持ちええ…」
「……嬉し」

動きに合わせてパイプ椅子が軋む音と治の吐息に欲情していくは私の方だった。とっくに理性なんてなくて、好きって純粋な気持ちに隠れるように支配欲がチラついて汚くて黒い感情が溢れて自分が嫌になるけど、絶対に逃がしたくなくて一方的な感情をぶつけていた。

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