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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第71章 ❤︎ 彼女のお世話係な彼氏岩ちゃん


「何やってんだよ、お前」
「怪我しちゃった」
「花巻からは階段から落ちたって聞いたんだけど?」
「落ちたっていうか階段踏み外しただけだけなんだけど」
「何やってんだよ」
「分かんない。今日の晩御飯なんだろうってぼーっとしてたら落ちた」
「馬鹿じゃねぇの?」
「誰だって階段踏み外す時くらいあるでしょ?これでも全治1、2ヶ月の捻挫なんだからね。すっごく痛かったんだから」
「自慢することかよ」
「普段病院とか行かないからCTとかドキドキしちゃった。でね、二週間後からはリハビリもするんだって。リハビリの先生も格好良くてさぁ、どうしよう」
「どうしようじゃねぇよ、馬鹿。そんなんだから怪我すんだよ」
「酷くない?可愛い彼女が怪我したってのに心配してくれないの?」
「心配したから様子見に来たんだろ」
「…それはそうだけどさぁ、もっと優しくして」
「だったら怪我人らしくしろ」
「十分怪我人なのに」
「で?おばさんは?病院連れてってくれたんだろ?」
「仕事戻っちゃった」
「そうなのか?」
「月末でしょ?締めもあったから病院の後はまた職場帰っちゃった」
「いつ帰んだ?」
「21時くらい」
「それまでは1人なの?」
「うん、そう」
「飯は?」
「お腹空いてない」
「なんか食え」
「お菓子なら食べれるよ」
「太るぞ」
「いいもん」
「太ったら足も治んねぇぞ」
「えー、やだ」
「コンビニでなんか買ってきてやるから」
「じゃプリン」
「馬鹿。飯っつってんだろ」
「冗談だよ。てか病院からの帰りにおにぎり食べたの。だからお腹減ってないの」
「それを先に言え」
「何か食べてからじゃないと痛み止め飲めないから」
「薬は?」
「今から飲む」

徐にソファから立ちあがろう右足を床につけた途端に体はよろけ悲鳴をあげる。咄嗟に抱き抱えても全く足に力が入ってないのがわかる。
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