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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第70章 ❤︎ 射精管理 二口堅治


5分後、2人分の紅茶を淹れて上がってきた。やたらとでかい盆に高そうな陶器のティーカップにいいとこの家にしかないようなクッキーも並ぶ。妹が見たら喜びそうなやつ。

「堅治君時間大丈夫?」
「多少は…」
「よかった。なんか久しぶりだね、こうやって話すの」
「そうだっけ?」
「そうだよ。登下校の時間も合わないし休みは部活でしょ?伊達工バレー部って強豪だもんね」
「一応な」
「それにさ、堅治君、格好良くなったんじゃない?」
「変わんないし」
「そんなことないよ。ちょっとドキッとしたもん」
「お前はお嬢様学校で楽しくやってんの?」
「お嬢様じゃないよ。ただの女子高」
「お嬢だろ」
「お嬢ってやだ。そんな言い方やめて」
「大して変わんねぇって」

コロコロ変わるいちかの表情に自分の方が落ち着かなくなっていた。流れを変えるように甘くもない味もよく分からない香りだけの紅茶を一口含む。

「堅治君来てくれたからからさ、話聞いてくれる?」
「何?」
「…今度ね、私、伊達工の3年生の男の子たちとご飯なの」
「は?」
「私は乗り気じゃないけど人数合わせで」
「嫌なら断れよ」
「でも一回くらい行ってみたい気もする。かま…?なんとかさんって人も来るらしいけどバレー部だって言ってたけど知ってる人?」

思わず吹き出しそうになった、名前に〝かま〟がついてバレー部っつったら鎌先さんしかいない。脳裏に満面の笑みを浮かべた鎌先さんといちかのツーショットが浮かんで一気に胸糞悪くなる。

「行かない方がいい」
「え?なんで?」
「鎌先さん、俺の先輩だけど、あの人、めちゃくちゃヤバい」
「ヤバいって何?怖いの?」
「いろんな意味でヤバい」
「何?教えて。堅治君から見て怖いって相当なことだよね」
「霊感がやたら強くて霊に取り憑かれやすくて、あの人がいるだけで合宿とかしてると絶対に心霊現象が起きるんだよ。俺も何回も金縛りに遭った」
「え?」
「俺の後輩もあの人と一緒にいただけで肉離れ起こしたり…」
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