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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第69章 ❤︎ 黒尾鉄朗と岩泉一、どちらを選びますか?


「これ以上は柳瀬の同意がねぇんだから、さすがの黒尾さんもできねぇよな」
「なるほど。そうきますか…」
「手荒なことはしたくなかったけどな。これ以上暴走させるは柳瀬のためになんねぇからな」
「さすが岩泉さんだな。ほんと強敵。」
「それは同感だ」
「けど俺は別にここで孕ませたとしても死ぬまで離さないし幸せにするつもりだけどな」
「だったらなんで別れたんだよ」
「年の差もあったし自由にしたいっつってたから。別れても普通に会ってたし淋しさ埋めてやってたし最終的に俺んとこ帰ってくるだろって思ってたけどまさかこんな強敵が現れるとか思わねぇじゃん?」 
「油断したな」
「そういうことだな。…ま、今はいちかも寝ちゃったし休戦といきましょうか。一回じゃやり足りねぇけど」
「もう十分だろ?」
「それは目覚めたいちかが決めること」

眠ったままの柳瀬をバスタオルで包みソファに寝かせた。雫を拭き取った髪の毛はまだ濡れている。

「何か飲みます?」
「ああ」

冷蔵庫から取り出した水のペットボトルを受け取る。ひんやりと冷えて火照った体と喉を潤してく。

「やっぱ俺から見てもいい男だわ。岩泉一って男は」
「お前も敵に回したら面倒くせぇ奴だってことはよく分かったわ」
「それ褒め言葉だよな?」
「嫌味も込めてるけどな」
「こちらとしては嫌味すら光栄ですけどね…」
「鋼のメンタルだな」
「そ。だから諦めるのなら今のうち」
「無理な話だな。俺もお前のいる土俵に上がったんだ。そのつもりで戦うわ」
「なら俺も負けない」

柳瀬がどちらかの手に落ちるまで終わりはない。この関係の延長を望む諦めの悪い男同士の密約が静かに交わされる。
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