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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第69章 ❤︎ 黒尾鉄朗と岩泉一、どちらを選びますか?


酔ってたわけでもねぇのになんでこんな誘いを受け入れてしまったのか分からない。このままじゃヤバいって分かってんのに歩みを止められずにのこのこと着いてきた先は黒尾さんのマンションだった。

「とりあえず俺の家だし遠慮せず入って」
「鉄朗の部屋って久しぶり。お邪魔しまーす」

綺麗に整頓され無駄なものもない空間。いちかはここの住人のように遠慮することなく入っていく。先をいく二人が恋人通しのような自然体に見える。

「ほんとに付き合ってたんだな」
「そう言ったでしょ。俺は嘘つかねぇから。まだいちかが使ってた化粧品も残ってるし」
「元彼アピールか?」
「そ。現時点ではなんでも知ってる俺の方が有利だから」
「過去に執着してるだけの話だけどな」
「ははっ、さっすが岩泉さん。嫌味すら格好いいわ」

リビングの奥は寝室。キングサイズか?ってデカさのベッド。飲みに行っては薄給だのなんだの愚痴ってた割にはいい生活してんな…。

「ここ、俺といちかが使ってたベッド…。あとこれ、いちかが使ってた電マもあるわ」
「あ、懐かしい」
「そんなんまで置いてんのかよ」
「俺はいちかと別れて以降は彼女作んなかったし。いつか戻ってくんじゃねぇかって置いてた。ちなみにこれは俺がいない時に使ってたんだってよ」
「んな説明いらねぇわ」
「俺も出張多かったしそんくらい俺とのセックスが恋しかったんだろうな」
「そんなんじゃないし」
「その逆でもの足りなかったんじゃねぇか?」
「言うねぇ、さすが岩泉サン…。俺は好きだよ、あんたのそーゆーとこ」
「そりゃどうも」
「で?今からどうする?もうやっちゃう?」
「じゃシャワー借りていい?」
「ん?ダメ。どうせならそのまんまのいちか味わいたい」
「やだよ、汗かいてるもん」
「だからいいんじゃん。羞恥心煽られんの好きだろ?あーでも、岩泉さんが嫌なら無理にとは言わないけど」

下手に出てちょこちょこ挑発的な言動で俺を逆撫でしてくる。今は冷静に考えたところでどう転ぶかは分からない。そっちがその気なら喜んで同じ土俵に立つ、本能剥き出した方が優勢になるんだろうな。
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