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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第68章 ❤︎ 青城3年とルームシェア


「松川…?」
「久しぶり」
「そうだね、久しぶり。どうしたの?」
「会いたくて来た」
「え?…え、?」
「世の中、こんな状況だしいちかが心配だから来た」
「ほんとに?わざわざそれだけのために来てくれたの?だって、大学は?」
「休校。暫くは休みになるだろうし、こんな宣言下じゃ暴動だって起こるかもしれないだろ?」
「外はそんなにヤバいことになってるの?」
「海外で起こってることがいずれこっちも同じようになると思うから。だから大丈夫なうちに来た」
「そうなんだ。でも連絡くらいくれたらいいのに」
「俺が行くって言って素直に出てくれるとも思わなかったから」
「そんなことないよ。うん。さすがにそれはない」
「ならよかった。海外への渡航も禁止って聞いた時、確かいちかの両親は海外だから帰ってこれないんじゃないかって思ってさ」
「帰ってこれないのは確かだけど、大丈夫だよ。まだ親のクレジットカードあるし」
「そういうことじゃないから。女の子なんだし俺が心配なんだよ」
「……もう女の子って歳じゃないよ」
「まだギリ18だろ」
「そうだけど。でもありがとう。気にかけてくれて」
「久々の再会もいい感じになった?」
「まぁ、多少は。心配してきてくれたのは分かった」
「できれば家に入れてくれるとありがたいんだけど」
「あ、そうだね。ラーメン食べてる途中でよかったら入って?」
「ごめんな?飯食ってたのに」

柔らかく笑う表情に見とれてしまう。この感じが懐かしくて少し見ない間に老け…いや大人っぽくなった松川にときめいてしまいそうになる。韓流ドラマばっかり見てたけどいいじゃん、日本男子もやっぱいいじゃん。って思いながら部屋に招いたのはいいけど、松川は家出!?ってくらいの大荷物を持っていた。

「すごい荷物だね」
「そう。暫くの間、ここに泊めてもらおうと思って」
「は?」
「使ってない部屋あったよな」
「いやあるけど松川は?アパート借りてるんでしょ?」
「この状況は暫く続くだろうから契約切ってきた」
「何で!?」
「いちかんところで世話になろうと思って」
「聞いてないんだけど」
「今、言ったよ」
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