第5章 ❤︎ 三日間ハメまくった記録 黒尾鉄朗
足早に連れてきたのは駐車場奥の普段は誰も使わないであろう非常階段だった。昼間でも流石に最上階に停める車は少なく人もいない、それに死角になるこの場所なら誰にも見られず多少の声が漏れたとしてもまず聞こえない。
俺自身もいちかのあられもない姿を見続けていたせいで下半身はすっかり高まっていた。キスひとつする余裕もなく腰を持ち上げ下着とストッキングを膝下まで下げる。入り口をクチクチと焦らしてから一気に奥へと腰を進めニュルッとした粘液の壁を抜けるとこの三日間散々味わっていたいちかの中だった。
「んぅ、ぁぁ…、入ってく…っ」
「どんだけ蕩けてんだよ、中もお前も」
「動かさないでっ…っ、イクっ」
「んなもん無理に決まってんじゃん」
いちかの腰が崩れそうになるのを両手で支えながら後背位で浅く深く何度も繋がる。ヒクヒクと収縮する度に白い小さないちかの尻が透明の雫を撒き散らしながら前後に揺れて苦しそうに喘ぐ。
「こういうのもたまにはいいだろ?」
「うん…っ、ほんとは気持ちいいのっ」
「イキっぱなしだもんな」
「ごめっ…なさい。…ぁ、…また」
「謝らなくていいじゃん。俺、お前のそういうとこも好きなんだから」
甘い言葉とは真逆に欲に任せて乱暴に腰を打ちつける。その律動でいちかは声にならない声で背中を仰け反らせがなら上半身を崩すと大量に出た粘液は俺の太ももを濡らして灰色のコンクリートに染みが広がっていく。
「綺麗だな…」
二人が繋がった時間は今までの中で一番短くて濃厚だった。それくらい互いに限界で最大限まで高められたいちかのイキ顔も吐息も全てが官能的に映って綺麗だった。大切に扱うように抱くのも犯してやりたいと激しく抱くのもどちらでも心は満たされていた。
ただいちかが求める以上に応えたい…その気持ちに比例するように今の俺がいる。先に達して動けないいちかを抱え、そんな切なさにも似た感情抱きながら腰を限界まで押し込んだまま下半身の緊張を解き放った。