第2章 お怪我はありませんか
現場に向かうと、山の中の一軒家が崩れていた。
住人は、老夫婦2人
どうやら、命は無事だったようだが、おじいさん右腕には血が滲んでいた。
急いで駆け寄り、薬を塗って包帯を巻く。
「大丈夫ですよ。この薬は、よく効きますから傷も残らないと思います!」
おじいさんは、安心したように頷く。
おじいさんに肩を抱かれたおばあさんは、まだ少し震えているようだった。
治療を終えると仲間の隠しがきて、老夫婦を連れ立って歩き出した。
家も壊れてしまい帰れないので、一緒に下山し、麓の宿で休んでもらうんだろう。
私は、隊員を探す。
そして、崩れた家に近づいていくとそこにいたのは、
不死川サン…