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私と彼らの生活

第13章 Season 2 新生活


そして、私の股の間に指を這わせて、準備が出来ているのをもう一度確認すると、祥さんがなかに入り込んできた。

「ごめんね」

「何が、ですか?」

「半分無理やりっぽくて」

「そう、ですか?」

「俺が気持ちよくしてあげるから許して?」

祥さんはそう言って身体を揺らし始めた。

祥さんのセックスは酷く余裕があって、私はうまく操られているようで、抑えようと思っても声が止められない。

「慧ちゃん」

「あぅっっ……はぃ」

祥さんに何度もイかされ、内腿の震えが抑えられなかった。

まとわりついていた服も下着も脱がされてもうそばにはない。

「俺、もうダメ。慧ちゃん気持ちよすぎっ」

祥さんの動きが急に止まり、私のなかから抜け出して、腹の上にぶちまけた。

あくまでも手慣れた感じで。

驚いて目を丸くした私に、

「あ……ごめん、なか出しして良かったんだったね」

つい、ね。と顔を歪める祥さん。

私は腹の上に居座っている精液に指先で触れた。

「祥さんはいつも……」

そういうセックスしてきたんですか、と思わず聞きそうになって慌てて口を閉じた。

もちろん祥さんにはあっさりバレてしまい、

「痛いとこ突くね、慧ちゃん」

と困った顔をされる。恥ずかしくなってしまい腹の精液をつつき続けていると、

「あーもう!ごめん。気にするなって言っても無理かもだけど、俺もこんな歳だしいろいろ……」

「気にして、ませんよ?私だってバツイチですし」

少しだけ目線を上げて言い返してやった。

祥さんは更に困ったような顔をしてティッシュを引っこ抜いて持ってきて、

「一緒にシャワー、浴びようか?」

腹の上を拭いてくれながら言う。私はコクリと頷いた。

「今どんな気分?」

「ふわふわします……」

祥さんに手を引かれ、裸のまま風呂場に向かった。

熱めにシャワーを出して祥さんが私の身体に当ててくれた。

「気持ちよかった?」

「……はい」

手のひらで腹回りをこすっていると、祥さんが後ろに回り込んで手を伸ばしてきて、私の手に重ねて下腹部へと滑らせた。

「んっ……」

「ちゃんと洗わなきゃ。慧ちゃんぐしょぐしょだったよ?」

祥さんは私の指の上からわざと力を入れてくる。

「ちょっと、祥さん?」

「止めて欲しかったらキスして?」
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